住宅団地活性化

赤磐市山陽団地等活性化対策基本構想の策定について

   赤磐市は、都市と農村を有しており、市南部において、1960年代から1970年代にかけて、岡山市に隣接し、交通利便性の良さや穏やかな環境に恵まれていることから大型住宅団地が造成され人口増加に寄与したものの、人口減少、少子高齢化の進行に伴い、空家の増加、移動手段の確保が困難、商業施設や公共交通の存続が危ぶまれるなど、いわゆるオールドニュータウン問題が顕在化しつつあります。

 また、農村地域においても同様の問題が発生し、さらに担い手不足による耕作放棄地の増加や、山林の荒廃などが進行してきています。

 これらの課題を解決するために、地域で育った子どもたちが将来的に地域を支える人材として活躍でき、多様な世代が快適に住み続けられる環境を整備するとともに、人と人のつながりにより支えあうことのできる地域コミュニティを創出し、賑わいと活力にあふれる“まち”を形成する必要があります。

 オールドニュータウン化が進む住宅団地の中でも山陽団地は、岡山市のベッドタウンとしての機能を果たしながら発展してきたが、住民の高齢化が一気に進行し活気を失いつつある状況です。市内の他の住宅団地も将来的に同様の状態になる可能性があるため、まずは、山陽団地の立地の優位性と移住・定住の受け皿としてのキャパシティを活かし、良好な住環境を形成するとともに山陽団地とその周辺地域において、赤磐市の南の玄関口としての“まち”の賑わいを創出していくことを目的に、「赤磐市山陽団地等活性化対策基本構想(以下「基本構想」という。)」の策定を行いました。