【第2回】あかいわモモちゃん、主演女優になりたい!!
こんにちは。
私、赤磐市(あかいわし)散策が趣味のファンシー乙女、ヨッスウィ~です。
赤磐市は映画館がないのだけど、『赤磐市立 中央公民館』で「あかいわミニ映画祭り」が
開催されると聞いてやってきたよ。
ん!?あれはモモちゃん…!?
え~何してるのかな…
ん!? モモちゃんの声が脳内に聞こえてくる!!
出ました! モモちゃんお得意のテレパシー通信!
あかいわモモちゃん「モモ、主演女優になりたいんだよね~(。Ő∀Ő。)」
ヨッスウィ~「え?主演女優?(なにごと?)」
モ「○○○さんとか△△△さんみたいな主演女優になりたいと思ってて…」
モ「前に、「種まく旅人~夢のつぎ木~」に出たことあるけど」
モ「あの時は主演女優じゃなかったから…。今日はチャンス…」
モ「色んなドラマを観て女優さんの演技から、そのエッセンスを吸収してて」
すごい無闇に壮大な野望!
とめどなく溢れ出るモモちゃんの内なる声に驚いたよ!!
どうした、どうした…
あ~っっっ!
モモちゃんが、「あかいわミニ映画祭り」にゲスト参加している
升 毅さんに向かって全力で走って行っているよ!
ダメだよ、きっと升さんに怒られちゃうよ!
モ「升さん!あのね!(。Ő∀Ő。)」
升毅さん「え!? 急にいったいなんだい?(脳内に声が聞こえてくるぞ…)」
升「あぁ…モモちゃん「種まく旅人~夢のつぎ木~」ぶりだね、元気だったかい? 」
モ「お久しぶりぶり。升さん! 私たち、友だちだよね?」
升「あ、そ、そうだね…」
モ「これは友だちの証。モモの花輪かざりなの。つけてみて」
升「いいともさ!!」
す、素敵すぎるぞ升さん!しかもノリノリだ!
升「それで、話と言うのはなんだい? まずは君の悩みを聞こうじゃないか。誰かに手助けをするのに理由はいらないだろう。一体どうしたというのかい?」
モ「あのね、升さん…モモあれからすごく主演女優になりたくて、ずっとずっと考えてたの!○○○さんや△△△さんみたいに、映画に出てもっともっと人気者になりたい! だからお願い!モモを映画の主演で使って!!」
升「お、落ち着いて…。ステイ、ステイ!そしてクールダウン!」
升「君は確かに魅力的だ…。ひと目で君だとわかる目立つピンクに吸い込まれそうな瞳…!そしてなにより熱いパッション! よい素質があると思う…。
だけど、今すぐに主演女優というのは難しいと私は思うよ。心は熱くとも、頭は冷静でなければ、主役にはなれない。
主演女優になるには実績が必要だ。舞台や脇役で経験を積み重ねてこそ、君という名の才能が花を開かせることができるのだよ。美しく咲くためにはしっかりと根を張ることこそが必要。今はその時期さ。あせらず、成功することをイメージしながら、自分にできることをやって行こうじゃないか!」
モ「…(え~~~~~~~)」
升「(すごくショックがっているモモちゃんの声が脳内で溢れかえり中)
ハッキリと言おう。残念だけど、僕は今の君の夢を叶えられそうにないんだ…」
升「(遠くを眺めながら)成功は数ある失敗の上にこそ成り立つものさ。きっと、君の魅力を生かせる場所はあると思うよ…。赤磐市の市民の皆さんは君のパッションに期待をしているんじゃないのかい?」
モ「そんな…モモは今日という日を楽しみに…楽しみに…。升さん!モモの演技を見て~!!
『○○連絡船の話を知っているかい?』『マスター、その話はもう聞いたわ…』」
すさまじい光景だ…。圧巻だわ。
あっ警備員!
モ、モモちゃん…主演女優を狙っていただなんて。
知れば知るほどおもしろい子だな~。升さんもいちいち最高だ!