旧赤坂尋常高等小学校校舎が登録有形文化財に答申されました

旧赤坂尋常高等小学校校舎

赤磐市馬屋にある旧赤坂尋常高等小学校校舎が、7月20日の国の文化審議会で新たに登録有形文化財として文部科学大臣に答申されました。官報告示を経て登録されると、赤磐市で4件目の登録有形文化財になります。

登録有形文化財建造物とは、築50年を越えて歴史的に価値の高い建物を登録し、保護活用していく制度です。

この建物は、明治43年に現在の久米南町に建てられ、昭和48年に現在の位置に移築されました。寄棟造2階建てで、左手に平屋棟が連なっています。正面玄関のアーチ状の装飾や、小壁のタスキ状の意匠、屋根上に「菊水」のレリーフを載せる外観や独特な形式による小屋組に特徴があります。これは、当時岡山県内で学校建築を多く手がけた江川三郎八による設計の特徴と同じものです。明治時代末の学校建築の姿を今に伝える貴重な建物と評価されます。

普段は一般公開をしていませんが、大切な文化財として、皆様の御協力をよろしくお願いします。

更新日:2018年07月20日