岩田14号墳と山陽団地コース
項番 | スポット名 | 次のスポットまでの距離と所要時間 |
---|---|---|
1 | 足王神社 |
約1.2キロメートル 徒歩約16分 |
2 | 岩田2号墳 |
約0.6キロメートル 徒歩約9分 |
3 | 岩田14号墳 |
約0.8キロメートル 徒歩約11分 |
4 | 疫隅神社 |
約0.3キロメートル 徒歩約5分 |
5 | 宮山1号墳 |
約1キロメートル 徒歩約14分 |
6 | 便木山8号墳 |
約0.3キロメートル 徒歩約5分 |
7 | 便木山1~6・9号墳 日本一の巨大もも |
約0.5キロメートル 徒歩約7分 |
8 | 野山古墳群 山陽団地遺跡の碑 |
約0.4キロメートル 徒歩約6分 |
1 | 足王神社 |
散策のポイント
山陽団地はもともといくつもの尾根がのびる丘陵上に造成されましたので、起伏にとんだウォーキングがお好みの方には最適なコースです。それぞれの古墳の小さな高まり、神社の鳥居、設置してある解説板を手掛かりにめぐってみましょう。
お車でお越しの方は、山陽総合福祉センター・山陽公民館・足王神社からの出発がよいでしょう。
足王神社
足王神社
所要時間15分程度
鳥居前で石製の足形に迎えられます。祭神は足名椎命(あしなづち)・手名椎命(てなづち)・大国主命(おおくにぬしのみこと)で、特に足の神様として有名で、全国から参拝に訪れています。
創建は江戸時代の終わりで、幾度か遷宮(せんぐう)を行い現在の位置に移りました。
毎年4月29日が春の大祭となっており多くの参拝者で賑わいます。
岩田2号墳
岩田2号墳
所要時間5分程度
山陽公民館の南の丘の上に残っている直径16メートルほどの円墳です。1メートルほどの高まりが認められます。
岩田14古墳
岩田14号墳
所要時間10分程度
6世紀中ごろに築造された長さ11.8メートルの横穴式石室を有する円墳です。石室は片袖式で、7基の木棺痕跡が確認されています。
出土した副葬品は質量ともに豊富で、特に単竜環頭大刀や雁木玉(がんぎだま)は一級の価値をもつ資料です。出土品は赤磐市山陽郷土資料館に展示してあります。
岩田14号墳出土の雁木玉
疫隅(えすみ)神社
疫隅神社
所要時間10分程度
この神社は江戸時代には祇園神社と呼ばれ、京都の八坂神社を勧請したもので、明治初期から疫隅神社と呼ばれています。祭神は素盞鳴尊(すさのおのみこと)で、疫病を防ぐ神様として信仰されています。
本殿は一間社春日造銅板葺です。
宮山1号墳
宮山1号墳
所要時間5分程度
疫隅神社から北東、祇園公園の西に位置しています。直径約17メートル、高さ約2.3メートルの円墳で、頂部には祠があります。解説板はありませんが、墳丘が非常によく残っており比較的分かりやすい古墳です。この西南には直径15メートルほどの宮山2号墳もあります。
便木山(びんぎやま)8号墳
便木山8号墳
所要時間5分程度
発掘調査されていないため詳細は不明ですが、古墳時代の方墳あるいは弥生時代の台状墓と考えられています。現在高さ約3メートルのコンクリート擁壁の上に残っていますが、山陽団地の開発で失われた遺跡が多い中、保存された古墳の一つとして貴重です。
便木山1~6・9号墳
便木山4~6号墳
所要時間10分程度
門前公園(4~6号墳)と便木西公園(1~3・9号墳)に保存されている古墳です。いずれも直径10メートルほどの円墳と考えられています。二つの公園は歩道橋で行き来できます。
一緒に見たい
日本一の巨大もも
桃タンク(便木西公園から)
便木西公園から西に目を向けると、巨大な桃の上部が見えます。この桃はガスタンクにペイントされたものですが、この北の西山地域は桃の一大生産地です。
春先には、ピンクで美しい桃の花が咲き、この時期の風物詩となっています。
桃の花
野山古墳群
野山古墳群
所要時間15分程度
弥生公園内の丘陵に残された13基の円墳です。尾根の方向に沿って、直径10~15メートルほどの高まりが認められます。西部に位置する野山2号墳には箱式石棺の痕跡を見ることができます。
一緒に見たい
山陽団地遺跡の碑
山陽団地遺跡の碑
野山古墳群のある丘陵には、「山陽団地遺跡の碑」があります。
団地の開発にともなって、ここにあった弥生時代集落跡10遺跡・台状墓7遺跡・古墳約40基の大規模な発掘調査が行われました。
この地に眠る諸霊の鎮魂と調査の記念としてこの碑が建てられました。
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更新日:2018年03月01日