国指定史跡をめぐるコース
項番 | スポット名 | 次のスポットまでの距離と所要時間 |
---|---|---|
1 |
備前国分寺跡 |
約1キロメートル 徒歩約14分 |
2 |
両宮山古墳 |
約0.5キロメートル 徒歩約7分 |
3 |
和田茶臼山古墳 |
約0.6キロメートル 徒歩約9分 |
1 |
備前国分寺跡 |
約3キロメートル 車で約10分 |
4 |
赤磐市山陽郷土資料館 |
約21キロメートル 車で約45分 |
駐車場 |
約0.3キロメートル 徒歩約5分 |
|
5 |
熊山の天然杉 |
約0.2キロメートル 徒歩約4分 |
6 |
熊山遺跡 |
約0.5キロメートル 徒歩約7分 |
駐車場 |
散策のポイント
自家用車を使って市内の国指定史跡をめぐるコースです。
スタート地点は備前国分寺跡のシンボル市指定文化財の石造七重層塔の横・山陽観光案内所(稚媛の里)第2駐車場がよいでしょう。
山陽郷土資料館を見学した後は、車で移動して熊山山頂付近にある駐車場へ駐車してください。
資料館で時代の大きな流れをつかみ、現地で当時の人々の息吹を肌で感じてみましょう。
備前国分寺跡
整備された塔基壇
所要時間30分程度
天平13年(741年)に聖武天皇の命令で全国に一斉に造られた国分寺の一つで、国指定史跡となっています。
現在建物はなく一帯は旧耕作地となっていますが、平成15年~現在まで行われている発掘調査によって、この地下には礎石や瓦などが良好に残っていることが分かっています。
伽藍は東西180メートル・南北200メートルに及び、南門・中門・金堂・講堂・僧房が一直線上に並んで配置されていました。これらは、現地の解説板で散策することができます。
伽藍の南東に建てられた塔は、その基壇が復元されており、心礎上に石造七重層塔がそびえています。奈良時代当時の木造の七重塔に思いをはせてみましょう。
両宮山古墳
両宮山古墳
所要時間30分程度
墳丘全長206メートルの外側に内外二重の周濠(しゅうごう)をもつ大形前方後円墳です。昭和2年に国指定史跡となっています。墳丘は岡山県内では造山古墳・作山古墳に続き、3番目の大きさです。備前地域では最大の規模となります。
現在ため池として利用されている内濠の中に前方後円形の墳丘が美しく映えています。外濠は既に水田などの下に埋まってしまっています。古墳の大きさは、南側の中堤からがよく眺められます。また、前方部には両宮(伊勢)神社が祀られています。
和田茶臼山古墳
和田茶臼山古墳
所要時間5分程度
両宮山古墳の後円部北側に位置する帆立貝形の前方後円墳です。
現在は円墳もしくは方墳のように見えますが、東側に短小な前方部があったことが発掘調査で分かっています。墳丘全長は55メートルで、両宮山古墳と同様に二重の周濠をめぐらすことが判明しています。主墳である両宮山古墳と極めて計画的に配置された古墳で、主墳に葬られた人物と密接な関係が想定されます。和田茶臼山古墳の頂上に登って、両宮山古墳との位置関係を確かめてみましょう。
赤磐市山陽郷土資料館
赤磐市山陽郷土資料館
所要時間30分程度
太古から現代に至るまでの赤磐市の歴史を一度で見ることのできる資料館です。
展示品は、市内で出土した縄文時代から中世にかけての考古資料が中心です。特に、古墳時代のお墓(古墳)から出土した環頭大刀や甲冑、三環鈴、雁木玉などは全国的にも貴重な資料です。
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
閉館日:月曜日・祝日・年末年始・展示替え期間
入館料:無料
駐車場:有
熊山の天然杉
熊山の天然杉
所要時間5分程度
熊山神社から熊山へ向かう道沿いにそびえ立つ大杉で、樹齢700~1000年といわれています。樹高は約38メートルで、まさに神木を思わせるもので、市指定の天然記念物となっています。
熊山遺跡
熊山遺跡
所要時間15分程度
ピラミッドを思わせる方形三段の石積遺構です。岩盤の上に基壇を築き、その上に三段の石積をおこなっています。二段目の各面には龕(がん)を設け、三段目の頂部に深さ2メートルの竪穴があります。竪穴からは陶製筒型容器と奈良三彩小壺が出土したとされています。類例が少なく謎の多い遺跡ですが、奈良時代に築造された仏塔の一種と考えられています。
一緒に見たい
展望台
展望台
所要時間10分
熊山遺跡管理棟の南にある展望台です。南の瀬戸内海側に眺望がひらけ天気がよければ、四国屋島まで望むことができます。無料の望遠鏡がありますので、ぜひ立ち寄ってみたいところです。
ここにIFRAMEを表示
更新日:2018年03月01日