前内池古墳群
ふりがな | まえうちいけこふんぐん |
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所在地 | 赤磐市稗田 |
時代 | 古墳時代 |
調査年 | 1997~1998年 |
調査主体 | 岡山県古代吉備文化財センター |
参考文献 | 「岡山県埋蔵文化財発掘調査報告 174」 2003年 岡山県教育委員会 |
概要
古墳群は前内池遺跡と同じ丘陵に築かれており、古墳11基と箱式石棺7基が発見されました。丘陵の西方で見つかった竪穴式石室をもつ7号墳からは、破鏡が出土しました。
丘陵の北側で見つかった方墳の1~4号墳からは、円筒埴輪や「壺を持った右手」を表現した人物埴輪、盾あるいは権威を示す杖である「玉杖(ぎょくじょう)」の形を似せて作ったとされる「石見型埴輪」が出土しました。
また、それぞれの周溝からは、鉄製の鍬先や紡錘車も見つかっています。埋葬施設からは、直刀や玉類などが検出されました。この他、円墳3基と7世紀中頃の横穴式石室をもつ古墳を2基確認しています。
破鏡:意図的に割って磨き、磨耗した状態でマツリなどに使用された鏡。
丘陵の尾根部で見つかった古墳群
古墳群から出土した埴輪
岡山県古代吉備文化財センター写真提供
更新日:2018年03月01日