[文化財を守ろう] 防犯対策の徹底のお願い

近年、汚損や盗難による文化財の被害が相次いで発生しています。非常に残念なことですが、県内でも文化財の汚損が発生しており、文化財の被害は身近な問題となっています。
 本市においては重要文化財の被害はありませんが、今後、そのような事件・事故を発生させないためには皆様の協力が必要です。日頃から注意されていることと思いますが、更なる防犯にご尽力くださいますようお願い申し上げます。
 文化財の所有者は勿論ですが、文化財の近くにお住まいの方も、近くに文化財があったかな？という方も、次の点に注意して皆で防犯対策を確認してみましょう。

• 日ごろから、文化財やその周辺の状況を確認していますか？
• 文化財の周りの整理整頓はできていますか？
• 被害にあった場合に備えて、写真や大きさ・特徴などの最新の記録はとってありますか？

• 文化財のその周辺の見回りを定期的に行っていますか？

対策として、当面は夜間の見回りの実施や昼間の見回り回数を増やすなどの対策を行いましょう 

• 防犯設備の点検は定期的に行っていますか？
• 防犯設備が設置してあることを明らかにしていますか？

対策として、鍵や防犯カメラなどの増強を検討してみましょう  

• 拝観者などの顔を見て挨拶をしていますか？（犯人が犯行をためらうことがあります）
• 防犯訓練を行っていますか？
• 見回りの際に「特別巡回中」と書かれた腕章を着用するなど、警戒していることを示していますか？
• 敷地や建造物の入り口付近などに「防犯カメラ作動中」など防犯に関する看板を設置していますか？

対策として、

1. 不審車両はナンバーを控え、異常を発見したら、110番通報をしましょう
2. 防犯対策を行っていることを広報し、広く世間にアピールしましょう

• 所轄の警察署や教育委員会、地域の人々などと日ごろから連絡がとれるよう、連絡先を確認していますか？

対策として、所轄の警察署や教育委員会、地域の人々と相談し、必要に応じて巡回などの協力を依頼しましょう  

• 監視の死角や盲点となりやすい場所を確認していますか？
• 安全な公開ができるように配慮していますか？

対策として、必要に応じて管理体制を見直しましょう
通常の人数では監視体制が十分ではない場合は、所轄の警察署や教育委員会、地域の人々と相談し、必要に応じて巡回などの協力を依頼しましょう

 文化財を汚損や盗難などの被害から守るためには、日頃から防犯の意識を絶やさず、防犯対策を徹底することが重要です。
 文化財は後世に伝えていくべき貴重な皆の財産です。
 所有や管理をしている人だけでなく、地域の皆で一丸となって守っていきましょう。