文化財の防犯対策の徹底について

 本年1月以降、県内において重要文化財岡山城月見櫓や国宝吉備津神社拝殿等で、掻傷が複数の箇所で発見されており、文化財毀損の被害が相次いでいるところです。

 赤磐市内にも数多くの文化財があり、地域住民の方には日頃から防火や防犯にご配慮いただいております。この機会にお近くの文化財の状況をあらためて確認し、より一層の防火・防犯対策の徹底をお願いいたします。

文化財と周辺の確認

  • 定期的に文化財とその周辺の見回りを行っていますか
  • 文化財周辺は整理整頓されていますか

 見回りの際に「特別巡回中」などと表示した腕章を着用するなど警戒していることを示すようにしましょう

防犯対策

  • 定期的に既存の防犯設備を点検を行っていますか
  • 敷地や建造物の入口付近等に防犯に関する看板の設置をしていますか
  • 防犯訓練を行っていますか
  • 拝観者等に対して顔を見てあいさつをしていますか(犯人が犯行をためらうことがあります)

  上記の防犯対策を行っていることを広報し、広く世間にアピールしましょう

文化財の公開を行う際の注意点

  • 監視の死角や盲点となりやすい場所を確認し、安全な公開ができるよう配慮しましょう
  • 写真などの最新の記録を取っておきましょう(盗難被害に対しても有効です)

 通常の人員で十分な監視体制ができない場合は、所轄の警察署や教育委員会、近隣住民と相談の上、必要に応じて巡回等の協力を依頼しましょう 

地元機関との連携強化

  • 教育委員会、所轄警察署等と日頃から連絡が取れるよう、連絡先を確認しておきましょう
  • 異常を発見した場合は110番通報を行いましょう
  • 不審車両はナンバーを控えるようにしましょう

 文化財を汚損、火災、盗難被害等から守るためには皆様の日頃のご協力が不可欠です。

 地域の皆様が守ってきた、赤磐市にしかない財産をこれからも残していけるように、防火・防犯対策について今後ともご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

更新日:2021年02月24日