移住者インタビュー 山田 佳恵さん

更新日:2024年11月26日

不動産仲介業で移住者と地域のマッチングを目指します。

移住者インタビュー 山田 佳恵さん

山田 佳恵さん

プロフィール

移住の時期:2012年10月

出身地:兵庫県神戸市

現住所:岡山県赤磐市(吉井地域)

職業:不動産仲介業(これさと不動産代表)

趣味:DIY

移住の経緯

移住までの経緯についてお聞かせください。

山田さん/ひと足先に赤磐市内に移住していた妹と一緒に暮らすために移住しました。以前から二人とも、都会の喧騒を離れて自然が身近に感じられる場所で、生活することが夢でした。ところが、(想定外に!?)私が移住して間もなく妹の結婚が決まったため、独立することとなり、自分の家探しが始まりました。

お住まいについて

どのようにして探されましたか?

山田さん/知り合いの不動産業者に「こじんまりした平屋、リフォーム不要」などの条件を出し、探してもらいました。赤磐に来て日が浅く、土地勘もなかったので、特に地域は指定しませんでしたが、1件目にこの物件を案内してもらったとき「一目ぼれ」しました。

今のお住いのどこが気に入りましたか?

山田さん/第一に、この眺望と自然環境に惹かれました。居ながらにして雲海や日の出を見られ、豊かな自然に囲まれたこの場所は、新たな人生を踏み出すのにふさわしいと確信しました。

お住まいからの風景

居間から見える風景

お仕事について

不動産仲介業を開業した理由をお聞かせください。

山田さん/移住後、仕事探しには苦労しました。神戸で勤務していた製薬会社での経験を活かせる仕事を探していましたが、正社員の募集は少なく、やむを得ず市外の会社に非正規社員として勤務していました。しかしそのうち、せっかくこんなに素晴らしい環境に住めたのだから「自宅でこの景色を見ながら仕事をしたい!」という思いが強くなり、自宅での起業を考え始めました。従来から、移住者の自分を温かく迎え入れてくれたこの地域の役に立つ仕事をしたい、特に増え続ける「空き家」の利活用と「移住者」のサポートに関わることができる仕事をしたい!という思いがあったので、猛勉強の末、資格を取得し「不動産仲介業」を開業することにしました。

事務所

小屋を塗りかえ事務所に!

仕事場

自分だけの城(事務所)で不動産仲介業を開業

今後の計画・目標についてお聞かせください。

山田さん/移住希望者の皆さんが最初に出会うのは「不動産屋さん」かも知れません。移住者の皆さんが、地域・地区の人たちに受け入れられ、お互いが協力し合いながら末永く暮らしていける様、移住者・地元住民両方の目線で事前にアドバイスできる「不動産屋さん」として、活動出来たら嬉しいです。

移住後の生活について

近くにお店などは見当たりませんが、不便はありませんか?

山田さん/確かに、徒歩圏内にはコンビニや商店はありません。ただし、車で15分も走れば市役所の支所や銀行、郵便局、スーパーマーケットやコンビニなど生活利便施設はほとんど揃っているので、今は不便を感じません。

移住前と比較して、現在の生活の良いところは?

山田さん/自宅に居て、季節の移り変わりや野鳥など生き物の気配を感じながら、毎日を暮らせることです。特に私は新緑の季節が好きです。部屋から見える緑のグラデーションに癒されます。また、聞いたことのない野鳥の声で目覚めることもあります。庭の一画で、自分が食べるだけの野菜をマイペースに作ることも神戸では無かった楽しみです。今日のような猛暑日の夕方、下界からすうーと涼しい風が入ってきたとき、つくづく「ここに来てよかった!」と思います。

地域での生活について

地域での行事や活動についてお聞かせください。

山田さん/年に数回、朝の約2時間ほど集落の一斉清掃や道路わきの溝掃除・草刈りなどを行います。この地区に限らず住民の少ない地区ほど、みんなで協力をして環境を維持する必要があります。高齢化で年々参加者も減少傾向にありますが、なかには地区外に出られた方も参加されたりして、何とかみんなでこの地区の美しい風景や環境を維持する努力をされています。

ご近所さんとのお付き合いはいかがですか?

山田さん/地区のことは余り知らずに来たので、今から思えば、引っ越し前に不動産屋さんから地元の人を紹介してもらった事が良かったと思っています。移住者の私を、皆さん温かく受け入れてくださり、地区のことについて、何から何まで教えてくださいました。今は、「女子会」に誘っていただくなど、すっかり地区の一員としてお付き合いいただいています。

 

最後に移住を検討されている皆さんにひと言をお願いします。

山田さん/私の経験から、出来れば住まいを決める前に、予め地区の人に会って話を聞いた方がいいと思います。自治会のことや年間行事のことなど、予め知っておくほうが移住後戸惑いが無く、スムーズに溶け込めると思います。地区には以前住んでいた地区とは異なったルールや風習などもあり、最初は戸惑うこともあるかもわかりませんが、永年かかって今に受け継がれているものも多くあり「仲間に入れてもらう」という気持ちさえあれば、自然と溶け込めると思います。

地区の風景

山田さん、一番お気に入りの景色

取材年月:2024年7月

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