会社員からぶどう農家へ、理想の働き方を実現【森田さん】


移住の経緯
移住の経緯を教えてください。
東京で約11年、会社員として働いていました。仕事は忙しかったものの、残業に制限があり、思うように働けないことや、休みが取りづらい働き方に、だんだんとストレスを感じるようになっていました。
そんな中、「これだけ忙しく働いているのなら、独立しても同じくらい、あるいは工夫や努力次第ではそれ以上の収入も見込めるのではないか」と考えるようになりました。祖父が定年後に岡山県内で桃の栽培をしていたこともあり、だんだんと「農業もいいな」と思うようになりました。
その後、東京で開催されていた新規就農セミナーに2回参加し、地元だったという理由でまずは岡山県の話を聞くことにしました。桃やぶどうの産地として有名であることに加え、新規就農者に対する支援が手厚いことを知り、転職を考え始めてから約1年ほどで、岡山県内で就農先を探すことを決めました。
なぜ赤磐市に決めたのでしょう?
実は一番不安だったのは、「農地が借りられるかどうか」でした。岡山市内の新規就農者の受け入れに手を上げている地域をバスで回った際、農地について直接問い合わせました。そんな中、運が良いことに、赤磐市是里地域に新規就農者を受け入れるための農地があることがわかりました。実家のある岡山市内からも行き来できる距離だったこともあり、赤磐市でぶどう作りに挑戦することにしました。
食べ頃を迎えた大粒のシャインマスカット
ぶどう棚いっぱいに実ったぶどう。
移住後の生活について
不便なことはありますか?
私の住む場所は標高約250~300mに広がる自然豊かな山里です。年1回程度、10cm前後の雪が積もることもあります。
それでも、車で10分ほど走ればスーパーが3軒、ドラッグストアや銀行などが集まるエリアに行けるため、日常生活で不便を感じることはほとんどありません。
地域の活動について教えてください。
年に2回、地域で草刈りを行っています。私は消防団にも所属しており、年に一度の操法訓練や夏祭り、収穫祭での出店、神社のおみこし担ぎ、草刈りなどに参加しています。参加は任意で、参加者にはぶどう農家も多いので、「忙しい時期には無理をしなくてもいいよ」と地域の方の配慮もあります。こうした活動を通して、農家以外の方と知り合う機会にもなりますし、少しずつ地域の一員として認めてもらえていると感じています。
以前と比べて休みはとれますか?
東京にいた頃は、休みが取れず、好きなサッカー観戦からも離れてしまっていた時期がありました。今も忙しさ自体は変わりませんが、その「質」は大きく変わったと感じています。
ぶどう栽培の繁忙期であっても、作業の進捗を自分で見極め、「この日は行ける」と判断して、岡山市内のスタジアムへサッカー観戦に出かけることができます。
「好きな時に休めて、好きなだけ働くこともできる」。そんな理想としていた働き方が、今は叶っています。
これからの計画について教えてください
現在は、シャインマスカットを2反(約2,000平方メートル)、ピオーネを半反(約500平方メートル)で栽培しています。
今年のシャインマスカットの収穫は約3,500房でしたが、就農5年目となる来年は、ほぼ全面が収穫期を迎え、6,000房の収穫を目指しています。
ピオーネは来年から栽培面積を広げ、収穫量を増やす予定もあります。
また今年はビニールハウスも新設しました。今後はハウス栽培の規模拡大も進めていきたいです。
今後は「クイーンニーナ」の栽培にも挑戦し、3種類を一箱に詰め合わせ、見た目も華やかで味の違いを楽しめる商品として届けるのが、今の大きな目標です。
空の広さを感じる、里山の暮らし
日当たりと見晴らしの良いお住まい
取材年月:2025年12月
赤磐市の就農に関する支援制度や相談窓口の詳細は、こちらのページからご確認ください。
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総合政策部 政策推進課 地域創生班
〒709-0898 岡山県赤磐市下市344
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更新日:2026年01月14日