移住者インタビュー 戸田 洋美さん

更新日:2022年08月18日

やりたい仕事が「あかいわ」にあった!

戸田さん

プロフィール

移住の時期:2020年8月

出身地:広島県

現住所:赤磐市

職業:地域おこし協力隊(赤磐市観光協会)

移住の経緯

赤磐市に移住するまでの経緯についてお聞かせください。

戸田さん / IT関連企業の関西支店でプリセールスエンジニアとして約10年間働いていましたが、人生の節目を迎えた時、改めて自身を振り返ることが多くなりました。自分が本当にやりたい事は?を見つめ直すなかで、かねてより興味のあった「農産物」とりわけ「フルーツに関わる仕事をしたい!」という思いが強くなり、転職を決意しました。自分の能力やスキルを活かせる場所を探している時、偶然モモ・ブドウの産地であり、故郷広島にも近い赤磐市が「地域おこし協力隊隊員」を募集していることを知りました。募集要項のなかに「赤磐市観光協会の運営及び赤磐市の魅力創出誘客促進等による活性化」とあり、自身のキャリアやスキルを活かせると思い応募を決めました。

お住まいについて

戸田さん / 応募から選考を経て約3か月で採用が決まり、急いで住まいを探し始めました。想像していたより賃貸物件の情報は多くなく、探すのに若干苦労しましたが、活動拠点である市役所から車で10分足らずの住宅地の中に賃貸住宅を借りることができました。インフラも整備され、近くに商業施設なども立地する便利な住宅地とはいえ、周囲は里山などの緑に囲まれた自然豊かな環境で、暮らしやすく気に入っています。時々、地元のボランティアの皆さんと周囲の里山に自然観察会に出かけ、蛍など生き物を観察するのが楽しみです。

磐山ハイキング

住まいのある住宅地のすぐ近くの里山にハイキング

地域おこし協力隊の活動について

現在どの様な活動をしていますか?

戸田さん / 赤磐市観光協会事務局に所属し「観光振興」をテーマに活動しています。コロナ禍で活動は制限されますが「今だから出来ることからやろう!」という発想に切り替え、地元の皆さんに改めて「地域の隠れた魅力」を知ってもらうことから始めました。マイクロツーリズム企画「赤磐探訪バスツアー」を開催したり、観光協会会員企業の皆さんを訪問し意見交換したりして「情報収集・魅力の共有化」を図りました。地元の皆さんが改めて「地域の魅力」に気づき、SNSなどで積極的に発信してくれることを期待しています。また、2021年7月には「廃棄される規格外のブドウを活用し、除菌ウエットティッシュを作る」取り組みに挑戦。予想以上に多くの皆さんが「アップサイクルプロダクト」の趣旨に賛同いただき、支援や協力をしてくださいました。これらの経験を通じて、事業を達成するうえで、「人とのつながり」がいかに大切かということを、改めて実感しました。

農園での打合せ

市内の農家さんと打合せ

高島屋フェア

岡山駅前のデパートで活動の成果物や農産物をプロモーション

将来の目標について聞かせてください。

戸田さん / 任期後も、引き続き赤磐市の観光振興のために、観光協会の活動の一部にでも携わることが出来ればと思っています。会員さんのオンラインサイトのサポートや観光DXに基づいた仕組みづくりのお役に立ちたいと考えています。

地域のこと

地域には溶け込めましたか?

戸田さん / 住まいのある地域は、県外出身者の方も多く、移住者の自分にとっても自然に溶け込める雰囲気がありました。近くに借りた貸農園で知り合ったお友達と野菜の交換をしたり、ご近所さんと誘い合ってイベントに参加したりして楽しんでいます。

生活環境についてはいかがですか?

戸田さん / もちろん近くには商業施設や病院などもあり普段の生活に不便は感じません。また政令指定都市 岡山市中心部まで車で約30分なので、近くで手に入らないものを買う時や旅行の時などにも困りません。一方、家の周囲には里山が連なり、歩いて行ける距離に「ホタル」の生息地や様々な野鳥が見られる池もあります。利便性と自然のバランスがとれた地域だと思います。

大苅田池

好きな場所のひとつ「赤磐市大苅田(おおかんだ)読書公園 大苅田池」

取材年月:2022年5月~7月

この記事に関するお問い合わせ先

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