コンシェルジュ日記 令和5年5月

今日は、仁堀西にお住いの先輩移住者 寳木さんを訪問しました。運よく、教師をされているご主人もご在宅で、久しぶりにお元気なご夫妻にお会いでき、1時間余りもお話をさせていただきました。奥様の博子さんは、自宅隣にある建物で、「里山音楽室 コトピアノ」を開かれています。そこは、以前どこの集落にも1軒はあった、食品や雑貨など何でも売っているお店でしたが、長年の間、空き家になっていた建物でした。博子さんは、この建物で地域の為に「何かをするお役目がある」と感じ、借りることにしたとのこと。その後不思議なことに、掃除やリフォームを手伝ってくれる人や、ピアノなど楽器を持ってきてくれる人が集まり、現在の教室が出来上がったそうです。

26畳ほどのスペースには、ピアノ・箏（こと）・マリンバなど10数種類の楽器が並び、素敵な空間になっていました。今や、放課後は子どもたちの居場所にもなっており、下校時間になると夕方まで、子ども達の元気な声が絶えないそうです。まさに、博子さんが目指す「音楽と笑顔のある居場所」になっているように思いました。帰り際、ご主人の道郎さんが「今は、職場にいる時も、家に居る時も本当に楽しい！年々楽しくなってくる！」と言われていたのが印象的でした。