「あかいわな人」インタビュー 亀田 裕子(かめだ ひろこ)さん

更新日:2021年05月31日

住む人の視点で住まいを提案したい。

亀田さんポートレート

インテリアコーディネーター亀田 裕子さん

プロフィール

出身地:岡山県赤磐市

現住所:赤磐市沼田

職業:インテリアコーディネート+デザイン事務所「nekko」経営

家族:2人+猫3匹

住まいのこと

・赤磐市のこの地に家を建てた理由を聞かせてください。

亀田さん:結婚したばかりの頃は岡山市内に住んでいましたが「自然を身近に感じながら、自分で設計した平屋の家で暮らしたい」という夢があり、岡山市内よりも広い土地が手に入りやすい赤磐市で土地探しを始めました。田園風景が広がり、バス停や図書館、スーパーなどへも歩いて行くことができ、自然環境と利便性のバランスがとれたこの場所が一目で気に入りました。リビングからの眺望は遠くまで遮るものがなく、静かな環境で生活を楽しむことができます。

桜並木

春には、自宅近くの桜並木の下で、サンドイッチとコーヒーの朝食を食べることも。

・お二人の「住まいづくりのこだわり」について聞かせてください。

亀田さん:当初から、薪ストーブのある「小屋」のような家をイメージしていました。大きなアイランドキッチンはオーダーで作りました。パンをこねたり、二人で料理をして友人たちをもてなすこともあります。夫のこだわりは趣味のロードバイク置き場や自分で一から作ったピザ窯です。以前から家を建てる時は県産材の木を使いたいと思っていましたので、柱には美作ヒノキを使いました。

亀田邸LDK

自宅新築にあたっては、もちろん自ら設計・インテリアコーディネートを手掛けた。

仕事のこと

・現在どの様な仕事をしていますか?

亀田さん:家の新築やリフォームを計画しているお客様に対して、間取りの提案や、カーテン・家具の相談を承っています。それぞれのお客様のライフスタイルやこだわりをお聞きし、心地よい空間を提案することで理想の住まいと暮らしを実現するお手伝いをしています。

・具体的には毎日どの様な活動をしているのですか?

亀田さん:自宅ではプランを考えたり、図面や提案資料の作成・見積りなどを行っております。合間に家事をしたり、お茶を入れて庭を眺めることもあります。打合せはお客様の自宅や取引先のショールームで行うことが多いです。戸建てやマンションの中古物件を購入前に一緒に見に行って希望の住まいにリフォームできるか検討し、購入を決めるサポートをすることもあり、活動の幅はかなり広いです。工事が始まると現場に何度も足を運びます。監督・職人さんと現場で打合せを行うことも大切な仕事です。

亀田さん仕事風景

自然豊かな環境に囲まれた自宅の仕事場で作業に没頭する。

・将来の目標について

亀田さん:住む人に一番近い立場で相談できるのがインテリアコーディネーターです。インテリアコーディネーターに相談するのは新築や大規模なリフォームをするときだけと思っている方もいらっしゃいますが、今の住まいの模様替えとか困っているところなど、誰に相談したらよいか分からないという方にも気軽に相談していただきたいと思っています。住まいが心地よくなると心が豊かになり、暮らしや人生までが変わってくると思っています。そんなお手伝いができるよう、家族(猫も)の協力も得ながら現在ホームページを制作中です。将来はインターネットなども活用して、一人一人お客様に生涯寄り添って、住まいに関するお役に立てることができたらと思っています。

家族のこと

薪ストーブ前で愛猫と寛ぐ夫妻

薪ストーブの前が二人の団欒場所。

・趣味について

亀田さん:夫はロードバイクでのサイクリングやカレー作り、私は植物を育てたり、家の中を整えたりと、趣味・暮らし・仕事が繋がっています。時には二人でサイクリングに出かけたり、キャンピングカーで旅行したりして休日を楽しんでいます。

自転車置き場

愛車の為に計画した玄関脇の専用スペース

ご主人が作ったストーブ用の薪

庭にはご主人が割った薪が整然と積まれている。

・仕事に対する家族の協力は?

亀田さん:夫は技術者として企業の研究開発部門で仕事をしており、毎日忙しくしていますが、時々趣味でもある料理の腕をふるって食事を作ってくれます。また菜園や薪割なども夫が担当してくれています。私は自宅で仕事をしているので、忙しい時は夕食後も仕事をしていることがありますが、合間にお茶を淹れてくれるなど、いろいろと協力してくれるので助かっています。

地域のこと

・地域との交流について

亀田さん:入居当初、知り合いは殆どいなかったのですが、早くから自治会活動に参加させてもらったことで顔見知りもでき、声をかけてもらえるようになりました。農家の方が採れたての野菜を届けてくれたり、ピザパーティーに招待してくれたりしたこともありました。皆さん親切で優しいのでありがたく思っています。

・赤磐市に住んで良かったこと

亀田さん:夫が菜園で収穫した野菜で料理をしたり、庭で植物を育てたり、縁側でのお花見やお月見など、家にいながら楽しめることがたくさんあります。また近くに図書館やギャラリーもあり、新しいもの、美しいものに触れる機会もあります。大切な人たちとの出会いもありました。ここに住むようになって、思い描いていた以上の暮らしができるようになり、気持ちにゆとりも生まれ、二人で将来の夢を語ることも増えました。定年後は夫が得意なスパイスにこだわったカレーのお店を開き、キッチンカーで全国を回る夢も思い描いています。街中では味わえない、心豊かな暮らしを送ることができるようになったことが、何よりよかったと感じています。

取材年月:令和3年5月

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 政策推進課 地域創生班


〒709-0898 岡山県赤磐市下市344
電話:086-955-1220  ファックス:086-955-1261

開庁時間:月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時15分 祝日・年末年始は閉庁

メールフォームからのお問い合わせ