4年ぶりの復活!山陽夏祭りにかける団地住民の想いとは?

山陽団地では、小中学校が夏休みに入ってすぐのタイミングで毎年夏祭りが行われてきました。ここ最近はコロナ禍のため中止続きでしたが、今年ようやく復活。今回は、4年ぶりに再開された「第49回 山陽夏祭り」を取材しました。当日の様子や、夏祭りにかける団地住民の想いをお伝えします。
「第49回 山陽夏祭り」当日レポート!

子どもたちが作った灯篭。お祭りムードを盛り上げます。
山陽夏祭りは団地住民による住民のためのお祭りです。場所は団地内の山陽2丁目にある弥生公園。町内会が丁目ごとにテントを張り、焼き鳥やビール、かき氷、射的などの屋台でお祭りに華を添えます。
7月22日土曜日の夕方6時。地元保育園の出し物を皮切りに、待ちに待った夏祭りが始まりました。盆踊り、大抽選会と、住民は夜9時頃まで久々のお祭りを楽しんでいました。盆踊りなど様々な催しが行われることで何かしら盛り上がる祭りの様子に、最後まで目が離せませんでした。
夏祭りを主催した山陽連合町内会の会長は、「高齢化のため祭りの再開を反対する意見もありましたが、思い切って復活させて本当によかったです。町内会で力を合わせて準備して、当日は子どもからお年寄りまでみんな楽しんでいました。夏祭りや秋祭りには、団地を一体化するパワーがあります。来年以降も続ける覚悟です。」と言葉に力を込めていました。
青年部部長インタビュー1-不安はやがて自信へ

山陽5丁目青年部部長 源崎さん

盆踊り(弥生音頭)。飛び入り参加もOKです。
お祭りの翌日、山陽夏祭り実行委員会の一人で、山陽5丁目青年部部長でもある源崎さんにお話を伺いました。
(※5丁目青年部についての記事はこちらhttps://www.city.akaiwa.lg.jp/iju/akaiwakoe/shiminraita/9494.htmlをご参照ください。)
―夏祭りはいかがでしたか?
源崎さん:連合町内会から依頼があり、青年部から射的の屋台を初めて出しました。来場者数は前回(4年前)よりもかなり多かったようです。みんな楽しみにしていたのだと思います。
―青年部の出店は今回が初めてだったのですね。
源崎さん:はい。必ず成功させたいと思ってはいましたが、メンバーが協力してくれるだろうかと、最初は不安しかありませんでした。いざ声をかけてみると、思いのほか、手を挙げてくれる人がたくさんいて、みんな地域のことを考えてくれているんだなと自信がつきましたね。
青年部部長インタビュー2-山陽夏祭りの成果とは?

―今回のお祭りで青年部として進展はありましたか?
源崎さん:2点ありました。1つ目は、町内会役員の皆さんに青年部の存在を知ってもらえたことです。今回は射的だけでなく、役員会が毎年やっている焼き鳥の手伝いもしました。準備から片付けまで、わからないことだらけでしたが、先輩方にひとつずつ教わりながら進めていきました。異なる世代間で協力してひとつの行事を成し遂げたのは、団地の活性化につながる意義あることだったと思います。今後も役員会と連携して山陽団地を盛り上げたいです。
2つ目は新たなメンバーが加わったことです。今までは子育て世帯のみで構成されていましたが、夏祭りを機に初めて独身の方が加入してくれました。今後も2人、3人と増えてくれることを期待しています。
―この記事が、移住定住ポータルサイトを閲覧した山陽団地周辺に移住を検討している方や山陽団地の活性化、町内会や青年部に興味を持っている同地域住民の方にメッセージをお願いします。
源崎さん:参加して初めてわかることがあります。僕自身「ミュージックフェスタ」や「山陽夏祭り」を通して仲間が増える楽しさや、達成感を味わうことができました。秋には「もんぜん祭り」やバーベキューもあります。部自体がゆる~い感じで活動していますので、気軽に参加してください。みんな喜んで迎えます。
まとめ
夏祭りができなかった期間は、他の行事もなくなり、このまま地域が衰退してしまうのではと不安を感じた4年間でもありました。そんなピンチの状況が、山陽夏祭りを復活させるだけでなく、住民が一体となって成功させたことでチャンスに変わりました。
「積極的に参加してくれる仲間が増えたのが何よりうれしいです。既婚未婚を問わず、誰でも楽しめるのが青年部。まずは参加してみてください。」と源崎さん。頑張りすぎず、ゆる~く楽しく活動するのが持続可能な町内会の秘訣かもしれませんね。
【ライター紹介】
ありちゃんママ
赤磐市主催クラウドソーシング初級セミナー6期生。岡山市出身で、赤磐市民歴は12年目、2児の母です。家族の健康のために野菜コーディネーター資格を取得し、日々の料理に生かしています。趣味はスマホでの写真撮影とSNS投稿。
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更新日:2023年08月24日