僕らが求めていたもの〜赤磐市 山陽団地に移り住んで〜

更新日:2026年10月07日

高木さんご夫婦1

結婚3年目となる2023年に移住して来られた高木さんご夫妻。穏やかな暮らしを求めてたどり着いたのは、開発から50年が経つ山陽団地でした。世代交代が進む中、新しい住宅を建てたり、中古住宅をリノベーションしたりする動きがある住宅街です。高木さんご夫婦が、この地に居を構えるまでの経緯や、現在の暮らしについてお伺いしました。

希望にかなった広さと立地が最初の決め手

高木さんご夫婦2

マイホームの購入を考え始めたお二人。通勤や家族のことも踏まえながら、住まい探しを進めていく中で、山陽団地との出会いがありました。

 

―家探しでは、どのようなことがポイントになりましたか?

 

奥様:まず一戸建てにするか、マンションにするか考えました。不動産のちらしを見ていて最初に目に止まったのが岡山市北区の物件。実際に見せてもらったのですが、間取りが狭いかな〜と。

業者の方に、同じ建設会社、同じ予算でこちらよりも間取りの広い家が、赤磐の山陽団地にもありますよ、と紹介されたのが今の家です。

 

―ご主人は、ご実家も職場も岡山市北区なんですね。

 

ご主人:そうなんです。通勤しやすく、なおかつ長男として親の面倒を見れるようにとも考えていました。近場で良い物件が見つかって、運が良かったです。

 

―はじめから赤磐市に決めていたわけではなかったのですね。他にも何か決め手はあったのですか?

 

ご主人:市の中心部は、これから開発が進み、発展する地域だろうと思ったのもひとつでした。

住宅購入の話はとんとん拍子に進み、2か月くらいで決めました。

「おかえりなさい」がある暮らし

高木さんご夫婦3

以前の住まいでは、環境面での悩みもあったというお二人。引っ越しを決意した背景には、日々の暮らしに対する小さなストレスの積み重ねがありました。

 

-どのようなことがお悩みでしたか?


ご主人:結婚後すぐに住み始めたところは、学生の声が夜中でも聞こえるような場所でした。その頃は、二人ともほとんど寝られませんでした。

 精神衛生上よくないと、2年後に引っ越しを決意しました。

 

―今の暮らしはいかがですか?

 

奥様:小学校が近いからどうかな?と思っていましたが、子どもたちの声も気にならないし、とても住みやすいです。

 

―ほかに気に入った点はありますか?

 

ご主人:山陽団地は県外から来られている方が多いことを引っ越してから知りました。私たち二人とも出身が岡山ではないのですが、皆さんもいろんな土地から移住してきたからでしょうか、温かく受け入れてもらえたのが良かったです。

 

―新しい環境での暮らしは、想像以上に心地よいものだったのですね。

 

奥様:近所の方に「おかえりなさい」って言われたときは、「言ってくれるんだ!」とうれしくなりました。

 

―以前は違ったのですか?

奥様:はい。前に住んでいたところは、近所の方に「おはようございます」と声を掛けただけで、びっくりされることがありました。あいさつが当たり前だった地方から出てきた私としては、割とショックでした。

 

ご主人:寂しいな〜と思いながら過ごしてたよね。挨拶が交わせるって、ありふれたことのようだけど、僕らにとってはうれしいことなんです。

自分達から関わることで広がる、地域とのつながり

高木さんご夫婦4
高木さんご夫婦5
高木さん6

山陽団地での暮らしの中で、お二人が大切にしているのが地域との関わりです。高木さんは、2025年度の町内会の役員が回ってくる年でした。

 

-正直なところ、町内会ってどうでしたか?

 

ご主人:移住直後だったので、早く顔を覚えてもらいたくて町内会の行事には積極的に出るようにしています。町内会の役員は、環境衛生部に手を上げました。

 

奥様:町内の一斉清掃は、町内で住民が顔をそろえる数少ない機会。参加することで人間関係が円滑になっていると感じます。

 

ご主人:特に長寿会の方にかわいがってもらっているので、力仕事で町内に貢献したいです。

 

―山陽団地での日々で新鮮だったことはありますか?

 

ご主人:歴史ある住宅街という印象です。5丁目は、秋に「もんぜん祭り」があるんです。越してきたばかりの年は祭りに顔を出しただけだったのですが、役員で出店を担当し「わたがし」を作りました。

 

―「もんぜん祭り」で印象に残ったことはありますか?

 

ご主人:高齢でもとにかくパワフルなんです。祭りのやぐらは町内に長年住んでおられるご年配の方を中心に組むのですが、手早くて本当にびっくりしました。今回は雨降りのあとで足元が悪く、盛り土を運ばなければならなかったのですが、ご高齢の方が真っ先に猫車(一輪車)でササッと運んでおられたんです。僕らも負けてられないと、あわてました。

高木さん夫婦にとっては、こうした住民同士の日々の関わり合いが、地域での安心感につながっているようです。

このまちで描く、これからの暮らし

―暮らしが落ち着いてきたお二人にお伺いします。今後やりたいことはありますか?

 

ご主人:最近コーヒーにハマっているので、コーヒーだけ持ってキャンプ場なんかに出かけてみたいですね。

 

奥様:体をしっかり動かす機会も必要だと感じています。私は運動が苦手なので、まずはウォーキングから始めようかと思っているところです。

 

団地内には桜スポットがたくさんあるので、春はお散歩したくなりますね。清掃や草刈りなど、環境整備がしっかりされていて、みんなで自然を大切にしているという印象です。

 

季節の移り変わりを身近で感じられる暮らしは、地域の人たちによって丁寧に守られている整った環境にもあるようです。

足王神社の写真

足王神社の桜。【奥様撮影】

-最後に移住を考えている方へメッセージをお願いします。

 

ご主人:移住は、勢いとタイミングが大切。思い立ったら即行動するのが良いと思います。僕らは子育て住宅の制度を利用して家を購入したのですが、暮らしをサポートしてくれる自治体の制度を活用するのもおすすめです。

 

―なるほど、勉強になります!ありがとうございました。

 

高木さんご夫妻のお話、いかがでしたか?
地域の人たちと作り楽しむお祭りや町内行事、ご夫婦が山陽団地での生活で感じる穏やかな日々——。人と人が温かくつながり、「おかえりなさい」と声を掛けられる日常を幸せそうに語る姿が印象的でした。

【ライター紹介】

ありちゃんママ

赤磐市民歴15年目、2児の母です。さまざまな分野の方のお話を聴きながら、市の魅力や特徴を発信中。赤磐市のいいところが、移住を検討されている皆様に届きますように。

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