子ども達の安全と成長を見守ってくれる「見守りボランティア」の存在とは?
子育て世代が移住先を探す際、気になることの1つに、毎日の登下校の心配がありませんか?
最近では共働きの家庭が多いので、子どもが登校する時間より早く出社する日もあるかもしれません。子どもの登下校に何かあった際、すぐに対応するということが難しくなっています。
悲しいニュースを見るたびに「事故にあわないかな?」「他の子についていけているかな?」と不安になりますよね。
赤磐市にはそんな不安を解決してくれる、「見守りボランティア」という地域の方によるサポートがあります。
今回は山陽東小学校で学校支援ボランティアをされている方や、実際にボランティアさんにお世話になった経験のある方に取材に行ってきました。
優しい人柄で子ども達を見守る、Hさん
山陽東小学校に通っている子ども達なら、皆知っている存在のHさん。
いつも校門の前に立ち子ども達に挨拶をしてくれています。
朝は町内の信号のない横断歩道で、子ども達が安全に渡れるよう見守ったあと、校門の前に移動して学校に到着した子ども達に「おはよう」と声をかけてくれます。
下校のときは校門付近で「おかえり、気を付けて」と声かけをしながら、学校に出入りする車と子どもが事故を起こさないように、交通整理をしてくれています。
何人かのボランティアさんと一緒にグループになって、校門の前で子ども達を見守ってくださる心強い存在です。
いつも元気で大きな声がトレードマーク、Oさん
取材のときにOさんが「みんな家族だから子ども達を見守るのは当たり前」と話してくれたのが印象的でした。
毎日子ども達の顔を見ていると、「元気がないな」とか「嫌なことがあったのかも」と何となくわかるそうです。そんなときはそれとなく話しかけて、子どもの心をほぐすんだとか。
長年の経験があるからこそできる、Oさんの心配りですね。
そんなOさん自身も実は移住者。
今まで住んできた場所でも、子どもの登下校の手伝いをしていたというから、やはり筋金入りの子ども好き!Oさんが移住してきた理由をお聞きしたら、赤磐市は地盤が安定していること、災害が少ないこと、自然に囲まれて空気がきれいなことなど、求めていた条件にぴったりだったそうです。
そんなOさんから見た赤磐市は公園がたくさんあり、のびのび遊べる環境なので子育てにぴったりな場所だそうですよ!
ご自身もボランティアで活躍中!先輩ママのKさん
子どもさんが小学生のときに、ボランティアさんにお世話になった方にもお話を聞きました。
「何年も前に小学校を卒業したわが子のこともボランティアさんが覚えてくれているんです」と話してくれたKさん。
たくさんの子ども達と関わっているはずなのに、ばったりと会ったときには「今何歳になった?」「もうそんなに大きくなったんじゃなあ」と話すこともあるそうで、何年経っても覚えてくれていることに驚いたそう。
そして子ども達もずっとボランティアさんの存在を覚えていて、中学生や高校生になっても通学で顔を合わす機会が多いので挨拶を交わすのだとか。
親としてはわが子のことをいつまでも覚えていてくれいて、成長を喜んでくれるのはうれしいことですよね。
最後に・・・
赤磐市の魅力はどの地区にも、見守りボランティアさんがいること。
市や学校と連携しているので、参観日や学校行事にもどんどん参加してくださり、子どもたちの成長を一緒に見守ってくれています。
親としては、声をかけてくれる顔見知りの大人が近くにいることは、とっても心強い存在で、地域の人が一緒になって子育てをしてくれる安心感があります。
地域の大人との関わる機会がどんどん減っている今の世の中で、赤磐市の子ども達と学校支援ボランティアさんの関係は理想なのかもしれません。
【ライター紹介】
yukiko
生まれも育ちも赤磐。わが子も自分と同じ幼稚園や小学校に通っていますが、母親目線になって「いい環境だなぁ」と感じています。赤磐に住む人が増えて、どんどん住みやすい便利な環境になっていくといいなぁと思っています。
取材日 2021年9月10日
更新日:2021年12月07日