安心して子どもを育てたいから、人生計画を20年前倒して赤磐市へ

更新日:2022年02月01日

氏家さん

「老後は田舎でゆっくりと自給自足生活をしたいな」という夢が、お子さんの誕生により、予定より早めに実現することになったのです。

東京生まれ、東京育ちの氏家(うじいえ)さんが子育てを第一に考えて選んだのが、この赤磐市。東京から遠く離れたこの岡山県赤磐市ですが、ではなぜここ赤磐が選ばれたのでしょうか。

安心安全を考慮した結果が赤磐市、移住を決めた4つのポイントとは

氏家さんご夫婦が、安心安全な場所を求めて土地選びをされた「4つのポイント」がこちらです。

1、南海トラフ巨大地震の危険性が低いところ

2、台風の被害が少ないところ

3、活断層による被害が少ないところ

4、放射能汚染から身を守るために原子力発電所から離れているところ

以上の4点と、移住した当初は車が無かったため、自転車で移動できる圏内にスーパーなどの生活に必要なお店が集まっており、バスで岡山市内まで出ることができるところを探していた氏家さんには、赤磐市はぴったりな場所だったのです。

東京ではご夫婦ともに映像関係の仕事をバリバリとされていたのですが、移住を決めてからは、奥様は子育てがメインに、ご主人は農家へ転身。安心安全な食べ物をみずからの手で作りたい一心で、移住後すぐに岡山市の北部にある有機栽培の農園で働きながら農業の勉強をスタートしました。

氏家さん畑

ひとりぼっちの農園だけど、まわりの方々に支えられ心強いです

一年ほど農園で勉強をされた後に、農園「身吉い農園(みよいのうえん)」を設立されました。「カラダがよろこぶ」をメインテーマに、固定種在来種の完全無農薬野菜を、なんと!氏家さん一人で愛情たっぷりに育てていらっしゃいます。

自宅からすぐのところにある畑には、同じ思いを持ったボランティアの方が時々お手伝いに来てくださるそうです。

その中のお一人のかたのお話をご紹介しましょう。からだのことを第一に考えて、固定種在来種の完全無農薬野菜に詳しい方と岡山の移住者コミュニティで知り合い、偶然にも住んでいるところがとても近くだった!という運命的な出会いがあったのがはじまりで、それ以降、都合のいい時に自転車をこいで畑にやってきてくださるのだそうです。健康に関する情報交換をしたり、作業の補助をして頂いたり、お礼に収穫した野菜をおすそ分けしたりと「大変ですけど、周りの方々の支えがとてもありがたく、充実した日々を送っています」と笑顔で語ってくださいました。

氏家さん農業マルシェ

野菜作りで地域とつながる、ゆくゆくはこの農園をコミュニティに・・・

東京から赤磐へ移住してからというもの、ご近所さんや地域の方には、よくしていただいていて、とても助かっているそうです。

都会から移住してきた自分たちを、温かく迎え入れてもらい、最近では近所の精肉店さんの店頭に販売スペースを設置していただき、図書館で月に一度開催される「あかいわ農業マルシェ」へ出店することで地域の方に食べていただく機会も増えたそうです。

地域とのつながりに感謝しつつ、この農園が地域の方のコミュニティのひとつになれたらいいなという思いを持たれています。これからどんな農家さんに発展されるのか、氏家さんの今後に期待です。

【ライター紹介】

Kumiko

岡山県津山市生まれ。上阪後岡山市を経て子育てを第一に考えて赤磐へプチ移住。家庭菜園満喫中でついにハチ退治デビュー!といってもネズミ取りを使うセコ技。とにかく赤磐へ来てよかった!日々の素敵な出会いに感謝です。「#住んでてよかった赤磐市」

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