移住後にゆるくつながる。あかいわで、新たな出会いを楽しもう!

ご自身が思い描く理想の生活をかなえるために、地方への移住を考えはじめる人も多いのではないでしょうか?誰も知らない地域で生活することは気持ちのハードルも高く、不安がつきまといますよね。
一年を通して四季折々の植物を楽しむことができる市民の憩いの場、熊山英国庭園。2022年12月、ここで市主催の移住者交流会が開催されました。赤磐に来てよかったと多くの人に実感してもらいたいと市職員さんが企画した移住者交流会。今回、開催されるという情報を聞きつけ、この大きな決断をした方々の交流の様子を知れたらと早速取材してきました!
移住からはじまるつながり。出身や経験が違う人との新たな出会い

会場では、移住者相談会や市HP「移住・定住ポータルサイト」のコンシェルジュ日記でもおなじみ、移住コンシェルジュの森下さんをはじめ、サンタの帽子を被っている職員の広政さんが笑顔で温かく迎え入れてくれます。コロナ禍で開催が延期になっていたため、今回は記念すべき第一回目。移住を検討されている方などを含め、大人からお子さんまで20名が参加しました。
最初の説明を終えるとすぐ、職員の須波さんが慣れた手つきで次々と手品の技を披露。会場が一気に和やかな雰囲気に変わり、みなさんの表情が少しずつほぐれていきました。その後、自己紹介をすることに。
それぞれの移住ストーリー。人と人がつながるきっかけに

「自己紹介と、移住の経緯もよければお話してくださいね」。
職員さんの声かけから、自己紹介がスタート。
東日本大震災をきっかけに考え始めた地方への移住。まだ幼い子どもたちと今後のびのびと暮らしていくために、自然災害が少なく自給自足ができる自然豊かな場所を求め、多くの情報を検索し何度も移住候補地へ足を運んだAさん。二段階移住を経て、今は自然豊かな土地で家族4人、楽しく暮らしているそう。
老後は夫婦二人でゆっくり田舎生活をしたいと考え、移住先を検討していたNさん。縁あって関東から赤磐へ移住することになりました。以前から自分たちで食べる分は畑で野菜を作っていたそうですが、今では畑二反を無料で借りて農薬や肥料を使わずにいろいろな野菜を作っています。ここで採れた野菜は関東の赤土と違い、旨味が多いのだとか。赤磐で購入する卵はどれも臭みを感じることがなく、嫌いだった卵が大好きになったという驚きのエピソードもありました。
音楽を通して地域を盛り上げていきたいと考えている方、言葉が通じなくとも国籍を超え、近所の方とのコミュニケーションを楽しんでいる方など、移住という大きな決断をした十人十色なストーリーをそれぞれ聞くことができました。
自己紹介の後は席を自由に移動してフリータイム。趣味の話や仕事の探し方、あそこの青空市場が新鮮でおいしいよ、などあちらこちらで盛り上がっていました!
最後に・・・

情報交換や、新しいことを一緒にやりませんか?というお誘いなども飛び交った交流会の熱気はピークに。これをきっかけに移住者同士のコミュニティができれば、移住後の生活もより楽しくなりそうですね。人の輪がつながり、そこから何かが生まれそうな予感もします。
最後には桃のポーズで集合写真をパチリ!
「この後、うちの庭に遊びにきませんか~」という声も出たほど。移住者同士の新たな「居場所」が生まれ、気持ちがひとつになった瞬間に立ち会えたような嬉しさがありました。
立場を超えての新たな出会いがとても刺激的で楽しいと教えてくださった、関西出身の移住コンシェルジュ森下さん。「赤磐に来てよかった」と実際に言ってもらえることが何よりうれしいのだとか。
この移住者交流会は、今後も年に数回開催される予定です。なじみのない場所で生活するのは、初めは思った以上に体や心にストレスが溜まるのかもしれません。行政が主催し、移住者同士をゆるくつなげてくれる場所を用意してくれるのはうれしいですね。
ライター紹介
ワタナベ
長男が1才の時に東日本大震災の震度5を経験、赤磐が白桃の発祥の地だとは知らずに家族4人で東京から移住。夏には、安く手に入る新鮮な白桃やシャインマスカットを食べるのが毎年の楽しみ。その度に赤磐市民で良かったなとつくづく思います。
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更新日:2023年02月28日