個別避難計画

個別避難計画とは

災害時に一人では避難することが困難な方(避難行動要支援者)について、誰が支援するか、どこにどのような経路で避難するか、避難する際にどのような配慮が必要かなど、避難支援に必要な情報を掲載する個別の避難行動計画です。

令和3年5月の災害対策基本法の改正により、避難行動要支援者名簿の登録者一人ひとりについて、個別避難計画を作成することが市町村の努力義務となりました。

作成の対象者

個別避難計画を作成する対象者は、避難行動要支援者名簿に登録している方で、個別避難計画の作成と、計画に記載した情報を避難関係者に提供することに同意をいただいた方です。 

・避難行動要支援者の対象要件

  1. 要介護認定3~5を受けている人
  2. 身体障害者手帳1・2級(総合等級)の第1種を所持する人
    (心臓、じん臓機能障害のみで該当する者は除く)
  3. 療育手帳Aを所持する人
  4. 精神障害者保健福祉手帳1級を所持する人
  5. 障害福祉サービスの介護給付等を受けている難病患者
  6. 75歳以上の高齢者のみの世帯の人
  7. その他、日中独居状態になるなど災害時に支援が必要と認められる人で自ら名簿の登録を希望する人

避難行動要支援者名簿への登録をされていない方

 個別避難計画は、避難行動要支援者名簿に登録されている方について作成することとしていますので、まずは避難行動要支援者名簿への登録をお願いします。

 

本人またはその家族・地区・自主防災組織が作成する場合

緊急連絡カードを既に登録されている方で個別避難計画書作成を希望の方

〇緊急連絡カードって?

赤磐市では民生委員の独自の取り組みで高齢者や、身体に不安がある方を対象に民生委員が年一回お宅を訪問し、自分の命を自分で守るための備えとして緊急連絡カードを作成しています。万が一の救急時に、かかりつけ医や持病などの情報を書いた用紙を各地域所定の場所に保管、もしもの緊急活動時や、日頃の地域での見守り活動に生かしています。

各地域で様々な呼び名がありますが、この取り組みに【避難場所】【避難時の支援者】【避難経路図】を追加することで個別避難計画書としても活用することが出来ます。

緊急連絡カード併用対応様式(PDFファイル:442.6KB)

緊急連絡カード併用対応様式(記入例)(PDFファイル:577.8KB)

避難行動要支援者個別避難計画書作成についての重要事項説明書(PDFファイル:103KB)

個別避難計画書に関するQ&A(PDFファイル:166.1KB)

 

参考:緊急連絡カード(山陽)

日々の生活の中で取り組んでいる地域ぐるみの支え合い活動では、災害時などの有事においても、地域による避難支援・安否確認と、市・警察・消防による応急対応等で適切な連携・支援を図ります。災害時に自ら避難することが難しい方は、個別避難計画作成への検討をお願いします。

※緊急連絡カード登録については各地域の民生委員にご相談ください。

 

地域関係者(区長・町内会長、自主防災組織等、民生委員・児童委員)のみなさまへ

地域関係者(区長・町内会長、自主防災組織等、民生委員・児童員)の方による個別避難計画作成の手引きを作成しましたのでご活用ください。

【地域関係者向け】個別避難計画作成の手引き(PDFファイル:6.5MB)

注意事項

◎家族などの支援者の安全が前提となるため、必ず支援が行われることを約束するものではありません。また、支援者が法的な責任や義務を負うものではありません。

◎個別避難計画における支援者は行政があっせんを行うものではありません。原則として普段からお付き合いのある人に支援者として記入いただくことになります。

◎日頃から近所の人や地域の皆さんと顔の見える関係づくりを心掛けるとともに自らの安全を確保するため、できるだけ防災対策の検討をお願いします。

◎災害時になどに、本人や家族などのもとに公的な支援が提供されるまでには、相当の時間がかかります。市の職員や福祉サービス事業者などは、すぐに自宅に駆けつけることができないことをあらかじめ理解ください。

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 くらし安全課 
〒709-0898 岡山県赤磐市下市344
電話:086-955-2650  ファックス:086-955-1353
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