永瀬清子の詩碑

吉井川は熊山橋のあたりでゆるく曲っていて四囲のピラミット型、或は少女の乳房型の山々を程よくわけながら流れているところ、最も美しい風景をなしていると思う。(永瀬清子「熊山橋のあたり」『赤磐文化』第2号 1951年9月より)

更新日:令和8(2026)年2月24日

熊山橋・吉井川のあたり

詩碑「熊山橋を渡る」

詩碑「熊山橋を渡る」

岡山県赤磐市河田原 熊山橋西詰

制作:白石齊さん   書:額田桂崖さん

詩碑「熊山橋を渡る」(岡山県赤磐市河田原 熊山橋西詰め)と、石のモニュメント(岡山県赤磐市釣井 さくら公園内)は、1997(平成9)年2月に永瀬清子の里づくり事業のひとつとして建立されました。

詩碑「熊山橋を渡る」は、高さ約2メートル、幅約1.5メートル、重さ約3トン。万成石製の円錐形で、上部には天体をイメージした球形の陶器を載せ、この陶器の切れ込みの延長線上が北極星を指すように配置されています。詩碑には、詩の冒頭部分が刻まれました。万成石を加工しないまま地中に深く埋め、石が大地から生えているように配置することで、永瀬清子の詩全体を貫く宇宙や母性が表現されています。

石のモニュメント

「石のモニュメント」

岡山県赤磐市釣井 さくら公園内

制作:白石齊さん 書:額田桂崖さん

石のモニュメントには、永瀬清子の自然観や宇宙観が表現されています。詩「吉井川によせて」の全文を刻んだ青い陶器の半球が埋め込まれ、勾玉のような形の万成石に小さな青い模様入りのタイルを星に見立てて散りばめており、銀河の流れを想起させます。

この石のモニュメントは、ベンチのように腰かけていただいてもよいのです。四季折々の熊山地域の自然、風土、歴史を感じながら永瀬清子の詩の世界に思いを寄せてみてください。

赤磐市立熊山公民館前

詩碑「いのり」

詩碑「いのり」

赤磐市立熊山公民館正面玄関・掲示板の右側

詩「いのり」は、岡山県福祉事業団による宿泊施設「ママの別荘」(真庭郡湯原町・昭和39年2月完成)建設にあたり、詩碑建立のための書下ろし作品です。開設当初は婦人・子どものための休養施設でした。永瀬清子によるこの碑文にも、母子福祉の理念が反映されています。後に老若男女を問わず岡山県民の憩いの施設となり、1974(昭和49)年には「湯原憩いの家」と改称されました。

詩碑は、1999(平成11)年3月「湯原憩いの家」廃止となり、翌4月に岡山県福祉事業団から旧・熊山町(現・赤磐市)が受贈しました。

令和7年度の熊山支所・熊山公民館解体にともない、赤磐市くまやまふれあいセンター正面玄関に移設する予定です。

赤磐市熊山英国庭園

小野田小学校校歌碑

小野田小学校校歌碑

赤磐市熊山英国庭園入口左

小野田小学校校歌は、永瀬清子作詞、田口寛作曲により、昭和41(1966)年10月1日に制定されました。

この校歌碑は、昭和53(1978)年度の小野田小学校卒業生が制作しました。

その後、小野田小学校と可真小学校は、昭和63(1988)年3月に閉校し、翌4月に磐梨小学校に統合されました。

小野田小学校の校歌は「緑の山に囲まれて」と始まりますが、新たに作られた磐梨小学校の校歌も「みどりの山にかこまれて」と始まります。

注)校歌の歌詞は、『詩人永瀬清子作品集―熊山橋を渡る』(熊山町 1997年2月)から引用しました。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 熊山公民館
〒709-0705 岡山県赤磐市松木621-1
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