若い力で団地を盛り上げたい!~山陽団地秋祭りの新しいカタチ~

地元小学校の太鼓クラブによる演奏
赤磐市にある山陽団地は高齢化が進み、岡山市のベッドタウンとして栄えていた時代の面影が消えつつあります。そんな山陽団地にある5丁目町内会に、2021年2月、青年部が誕生しました。
今回は、その「山陽団地5丁目町内会青年部(以下、青年部)」が主催する初めてのイベントを取材。副部長でイベント統括担当の牧田さんにお話を伺いました。
団地の活性化には若い力が必要

地域の子どもやパパママの笑顔が見たいとの思いで活動されている牧田さん。ご自身も3児のパパです
Q)青年部ができたきっかけは?
牧田さん:5丁目は、山陽団地の中でも高齢化率がトップ。「世代交代なくして団地の活性化はない」と考えた町内会長が、青年部の立ち上げを提案しました。会長の考えに賛同した人たちが集まり、現在は40代を中心に、約20名が在籍しています。メンバーは年代を問わず随時募集中です!山陽団地5丁目に移住された際は、ぜひお声がけください。
Q)青年部の活動内容は?
牧田さん:青年部の役割は2つあります。
1.役員会の仕事を引き継ぐこと
2.5丁目町内会を若い力で活性化すること
町内の役員会メンバーは団地ができた当時(約50年前)の入居者が中心で、70~80代が大半を占めています。世代交代が急務なのですが、いきなりはできません。町内の掃除などを一緒に行うことで、仕事を徐々に覚えていけたらと思っています。
地域の活性化も課題です。青年部主体のイベントを行うことで、かつてのにぎわいを取り戻すことが目標です。
初めてのイベント「もんぜんミュージックフェスタ」直前インタビュー

大人気だったスーパーボールすくい

ポン菓子コーナーには長蛇の列ができました
Q)今回は、青年部主催で初めてのイベントを開催されるそうですね。詳細をお聞かせください。
牧田さん:コロナ禍以前は、5丁目町内会で毎年秋祭りを開催していましたが、ここ数年は思うようなお祭りができていません。そんな中でも子どもたちのために何かできないかと思案した結果が、今回の「もんぜんミュージックフェスタ」(以下、フェスタ)です。どうせするなら、今までとはちがう新しい形にしようと意見を出し合い、企画しました。感染症対策も行っています。
Q)もんぜんミュージックフェスタ、すてきなネーミングですね。
牧田さん:地元の小学生や中学生、近隣の大学生の皆さんが、演奏やダンスを披露してくれます。音楽だけでなく、射的やスーパーボールすくい、わなげなど、手作りの屋台も用意しましたので、お子さんや地域の方にぜひ楽しんでいただきたいですね。
フェスタ終了後を直撃!~今後の意気込みについて伺いました~

射的やわなげ、ストラックアウトで景品ゲット!
Q)フェスタの手ごたえはいかがでしたか?
牧田さん:初めてのことばかりでバタバタしましたが、晴天にも恵まれ、大変盛況で本当に良かったです。町内の子どもだけでなく、団地内の幼稚園や小学校にもお声掛けしていたので、にぎやかなお祭りになりました。
Q)今後の意気込みについてお聞かせください。
牧田さん:山陽団地内での青年部の発足は、5丁目が初めてだと聞いています。フェスタで私たちの活動を知ってもらえたと思うので、団地内の他の丁目にも活動の輪が広がればうれしいです。これからも町内会と協力しながら、若い力で山陽団地を盛り上げていきたいです。
まとめ
いかがでしたか。かつてのにぎわいを取り戻したいという青年部の思い。フェスタをはじめとする活動は、少しずつ広がりを見せています。
岡山市の中心部や山陽自動車道へのアクセスのよさもあり、近年では中古住宅をリノベーションして住む若い人も増えています。明るい兆しを見せる山陽団地から、今後も目が離せません!
山陽団地についての記事は下記からもご覧いただけます。
「子どもたちの作品に出会えるバスに乗ろう!~市民バス山陽団地線~
【ライター紹介】
ありちゃんママ
岡山市出身、赤磐市民歴11年目。2児の母で、主婦になってから野菜コーディネーター資格を取得。毎日の料理に活かしている。赤磐市主催のクラウドソーシング初級セミナーがきっかけで、文章を書くことの面白さに目覚める。趣味はスマホでの写真撮影とブログ投稿。
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更新日:2022年11月25日