子育て移住の方も注目!地域と学校を結ぶ「学校支援ボランティア活動」

学校支援ボランティアさんへのお礼のメッセージ

子育て世代が移住を考えるときに子どもの心配はつきものですよね。特に、子どもの教育 や学校関係について気になるのではないでしょうか。赤磐市の各学校には子どもたちのより よい育ちや教育の向上のために、地域の方々が参加できる「学校支援ボランティア」という活動があります。 

地域の方が子どもたちや学校のためにどんな活動をしているのかぜひ知ってほしい! そこで今回は、赤磐市の中でも歴史のある山陽東小学校の支援ボランティアについて紹介し ます。 

学校支援ボランティアってどんな活動?

山陽東小学校の学校支援ボランティアは、平成22年度に赤磐市内の学校で初めて設立されました。現在は約160名のボランティアが登録しています。 

活動内容は、教科学習の指導や補助をする「学習支援」、草刈りや剪定などをする「環境整備支援」、登下校の見守りをする「安全支援」、クラブ活動や教育相談イベントの手伝いをする「活動支援」などです。 

「できるときに、できることから」をモットーにしており、毎日のように参加する方から年1回だけ参加する方など、参加の形はさまざま。ボランティアが負担にならないよう無理をせず、できる範囲で参加できます。もちろん特別な資格やスキルがなくても大丈夫です。

草刈りボランティア

草刈り作業の様子

自転車乗り方教室

自転車乗り方教室の様子

地域と学校の絆を深めるボランティア活動

山陽東小学校は赤磐市内の中でも生徒数が多い学校です。ボランティアの活動について、「先生だけでは手が回らないところをサポートしてくださることが、とてもありがたい。」と石原校長先生。 

設立当初から関わっているボランティアが、10年以上経った現在も現役で活躍しているとのこと。学校内にはボランティアルームがあり、準備や後片づけのほか、ボランティア同士の情報交換の場としても使われています。子どもたちの普段の様子を知ることができ、学校が身近に感じられるのも魅力ですね。 

子どもたちの表情からもボランティアの方に見守られているという安心感が伝わってきます。きっとボランティア自身も子どもたちから元気をもらい、生きがいにもつながっていることでしょう。

学校支援ボランティア

学校支援ボランティアさんの活動の様子

安心して活動できる赤磐市のバックアップも充実!

ボランティア活動での活動費用については、市の教育委員会から保険加入費用をはじめ、活動に必要な帽子や名札などの消耗品が支給されるなど、市が支援しています。また、毎年ボランティアを対象とした研修会も開催しており、ボランティア活動をする上で大切な人との 関わり方について学ぶことができます。

赤磐市教育委員会・社会教育課の遠藤さんは、「学校も地域も子どもたちのために一緒になって力を尽くすことで、やりがいや生きがい、感謝の気持ちなどを共有できるウィンウィンな関係をうまく築いていくことが大切。これまでの活動でベースはできているので、世代交代をスムーズに進めて継続していきたい。」と、ボランティアをやってみたいという方の受け入れ体制は万全とのこと。今後の課題として新しい担い手を求めています。

 

最後に・・・

赤磐市の学校は、これだけ地域の方が子どもたちのことを思い、協力をしてくれる充実した教育環境にあります。移住する前は地域になじめるか心配な方もいると思います。

子ども達にとっては学校を通して地域の方との交流が自然と増えます。また保護者も勇気を出して、ボランティア活動に参加してみるのもいいかも。それぞれに世代を超えた交流が生まれ、新しい地域になじめるきっかけにもなるはずです。いろんな一歩を踏み出すきっかけがあることで、赤磐市での新しい暮らしを楽しんでもらえたら幸いです。

【ライター紹介】

shin

大阪生まれ、大阪育ち。ライター歴4年目、3人子育て中の主婦です。長男の誕生を機に、大阪から夫の実家がある岡山へ移住。赤磐市民歴は6年目です。おいしいものとお酒、温泉、バレーボールが大好きです。

取材日 9月中旬

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 政策推進課 地域創生班


〒709-0898 岡山県赤磐市下市344
電話:086-955-1220  ファックス:086-955-1261

開庁時間:月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時15分 祝日・年末年始は閉庁

メールフォームからのお問い合わせ